才能プロファイリング™による
価値観のあぶり出し

1. 価値観をあぶり出すメソッド = 才能プロファイリング

これまでのパートで、

ライフシフトの一丁目一番地



「自分が大切にしている価値観」 をあぶり出し、

それを自覚することである



というお話をさせていただきました。



ライフシフト塾ではその

「自分が大切にしている価値観のあぶりだし」 



才能プロファイリング



というメソッドを使って行うのが大きな特徴です。


才能プロファイリングというのは、

人の才能を開花させることに特化した心理学である

才能心理学

に基づき、

インタビューと分析を通じて

才能の源泉となる

「自分が大切にしている価値観」

をあぶりだしていくメソッドです。



ということで、まずはその

才能プロファイリング及び

そのベースとなる才能心理学

について、

それらがどういうものかご説明したいと思います。

2. ベースとなる考え方:才能心理学©とは

才能心理学とは、

才能心理学協会・理事長の北端康良氏が研究・開発した

「人の才能を引き出すこと」 に

特化した心理学です

ここでいう「才能」という言葉ですが、

一般的には

「一部の人だけに与えられた特別な能力」

といった意味で捉えられていると思います。

しかし、才能心理学においては

「才能」という言葉をこのように定義しております。

心を突き動かす 「感情」 を


「行動」 に移した結果


生み出された 「能力」


そして誰にも「感情」はありますので、

誰もが「才能の源泉」を持っていると考えます。

この才能の源泉となる

「心を突き動かす感情」 を

言語化したものを

才能心理学では

コア・コンセプト

と呼んでおり、

それは人生100年時代のキャリア戦略の 「軸」 である

「自分が大切にしている価値観」

と同じ意味合いとなります。

3. 才能プロファイリング™とは

そのような才能心理学の考え方に基づき

インタビューと分析によって

「コア・コンセプト」 を見つけ出すメソッドが

才能プロファイリング

です。

具体的には、幼少期から現在までの

心が強く動いたエピソード

(ポジティブ・ネガティブの両方)

に関するインタビューを通じて、

「自分が大切にしている価値観」である

「コア・コンセプト」

を探っていきます。

なお、才能プロファイリングは

才能心理学協会にて一定期間トレーニングを積み、試験を受け、

認定された者だけが提供できるサービスです。

4. なぜ才能プロファイリングを採用しているのか

この 「価値観のあぶり出し方法」 というのは多種多様でして、

価値観に近い一般用語である 「自分軸」 というキーワードで

Amazonで書籍のタイトルを検索すると、60冊ほどがヒットしました。

それくらい、いろんな方がいろんな方法でこの

「価値観のあぶり出し方」を提唱されています。

ではそんな中で、

私がなぜ「才能プロファイリング」を採用しているのか。


それは、分析方法が


非常によく体系化された

ロジカルなもの

だったからです。



私は 「感性」 よりも 「思考」 の要素が強く、

ロジックで納得できて初めて行動に移せるタイプなのですが、

ライフシフト塾のメインとなる対象者である40代サラリーマンの方々も、

私と同様に 「ロジックの世界」 に

どっぷり浸かってこられた方が多いのではないかと思います。


つまることろ、私と同じく、

ロジカルに導く方法と相性が良い方

が多いのではないかと考えております。

ただどうしても「価値観」というのは

心にフォーカスしていくものですので、

世に溢れている多くの手法は、

どちらかというと感性に寄った、

感覚的に導く手法のほうが多い印象です。


そんな中で

「体系的でロジカルな手法はないか」

と探していたとき、

出会った瞬間 「これだ!」 と思ったのが

この 「才能プロファイリング」 でした。


当然ながら、私も全ての手法を調べ切ったわけではありませんので、

才能プロファイリングが世の中で最も体系的かつロジカルな手法だとは

断言することはできませんが、

「ロジックで納得できて初めて行動に移せるタイプ」の方々にとって

相性の良い手法であることは、私の経験から自信を持って言えます。

5.【分析の着眼点①】行動パターンの一貫性

才能プロファイリングは

「心が強く動いたエピソード」

から分析していくメソッドですが、

「心が強く動いたエピソード」というのは

分解すると以下のような流れで構成されています。

① ある出来事に遭遇する

② その出来事が

「自分の価値観」 に触れることだったので、

   感情が揺さぶられる

③ 揺さぶられた感情から

   「こうしたい」 という

「欲求」 が生まれる

④ 「こうしたい」 という

   欲求に基づいて

   行動を起こす

このようにエピソードを分解して

価値観をあぶり出していくのが基本となります。

一方で感情は非常に移ろいやすいものですので、

「価値観に触れたわけではなく、たまたまそのとき反応しただけ」

というケースもありえます。

そのような一時的な感情を才能心理学では

「ノイズ感情」

と呼んでおり、

分析の過程でコア・コンセプト候補から除外します。

ではどういうエピソードが

コア・コンセプト候補になるかというと、

抽象化したうえで

感情→思考→行動のパターンに

一貫性があるもの

です。

先ほどの①~④の流れでエピソードを捉えたとき、

具体レベルでは異なるエピソードでも、

抽象化すると

「いつも同じパターンで心が反応している」

というものが見えてきます。

そのような

「繰り返し発動しているパターン」は

一時的に沸き上がった感情ではなく、

「心にビルトインされている価値観」

に反応している可能性が高くなりますので、

コア・コンセプト候補としてピックアップしていきます。

6.【分析の着眼点②】時間軸の一貫性

先ほどは「行動パターンの一貫性」という視点で、

「ノイズ感情なのか」 それとも

「コア・コンセプトの候補となるのか」 を

振るい分けするという着眼点をご説明しましたが、

そこに「時間軸」という着眼点も加えると、

さらにその精度は高まっていきます。

それは「行動パターンの一貫性」を

「今も昔も変わらず繰り返しているか」

という視点です。

子供の頃も、大人になってからも、

ずっと同じパターンを繰り返しているのであれば、それは

「より心に深く根付いた価値観」

に反応している可能性が高いということです。

そのような着眼点で確認していくために、

才能プロファイリングのインタビューでは

子供の頃のエピソードと、

大人になってからのエピソードの両方を

じっくり聞いていきます。

7. 納得感を高めるための「拡散と収束」

これは私の分析スタイルの特徴の話になりますが、

「自分が大切にする価値観」 である

「コア・コンセプト」 を

自分の人生の軸として自覚していくために大事なことは

「納得感を得ること」 です。



「確かにこれが自分のコア・コンセプトだな」 と

自分自身で納得できず、半信半疑な状態では

行動に踏み出すことはできません。



これまでお話した

「行動パターンの一貫性」 と

「時間軸の一貫性」 だけでも

納得性は相当程度高まっていきますが、

さらに納得感を高めるためのポイントとして、

ライフシフト塾では「拡散と収束」を重視しています。

ここで大事なことは 「話を出し尽くした感」 です。

たとえば

「たまたま思いついたいくつかのエピソード」から

コア・コンセプトを導いた場合、

まだ話していない他のエピソードの中にも

何か潜んでいるんじゃないか?

というモヤモヤ感が残ってしまい、

仮にそれが本来のコア・コンセプトであったとしても、

いまいち信じきれくなってしまいます。

そのような状況を解消するためには、

「話を出し尽くす」


ということが大事になってきます。

そうすることで、

「あれだけ話し切った中から絞り込んだものだから」

という納得感が得られるからです。

その「話を出し尽くした感」が得られるように、

そして分析の精度を高めるため、

この講座では、インタビューを子供時代と大人になってからの2回に分けて、

合計6~8時間ほどかけることで

「話し切っていただくこと」

を大切にしています。

8. 納得感を高めるための「SFの活用」

これも私の分析スタイルの特徴の話になりますが、


さらなる納得感の醸成のために、


ギャラップ社のストレングス・ファインダーによる診断結果からの分析も


組み合わせております。


当初は実施していなかったのですが、


これまで試しに何人かの方々に実施してフィードバックしたところ


非常に好評でしたので、通常メニューに組み込むことにしました。



フィードバックの内容としては

  • 「コア・コンセプト」をさらに裏付ける要素になったり

  • 「コア・コンセプト」の候補が複数出てきたときに「ど真ん中のもの」を特定するヒントになったり

  • 「コア・コンセプト」の活かし方のヒントになったり

という感じで人によって様々ではありますが、


結果としてコア・コンセプトの解像度が上がることで、


納得感が高まっていきます(※)。

※なお、私はストレングス・ファインダーの認定コーチではありませんので、書籍「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」に書かれている内容をベースに、私なりの解釈で分析したものをお伝えする形になります。

「自分が大切にする価値観」を導くメソッドである

「才能プロファイリング」及び

そのベースとなっている

「才能心理学」について

ご説明をさせていただきました。

それらをより詳しく知りたいという方は、


以下の才能心理学協会のホームページをご参照ください。

<才能心理学協会ホームページ>

http://pogss.org/